CRUSHED 2006.6.28-2006.7.20

 当初の予定を遥かに超え、ようやく解体作業が始まった。解体業者の皆様の協力によりビデオも写真も良いモノが撮れた。これだけ解体作業を間近に見れるチャンスもなかなかない。とにかく「凄い」の一言に尽きる。そして木造建築がいかに脆いかというのも痛感した。「壊すのは勿体無い」という声が多かったが、形有るものいずれ壊れる。40年間ここでそれなりにドラマを生み、最後に一瞬の輝きを放って逝ったきさらぎ荘はたぶん幸せだろう。

 そしてこのプロジェクトに関れた事は人生に於いて大きな意味を持つと感じた。一生降り立つ事も無かったかも知れない西小山という街。そして何の縁もなかったきさらぎ荘。もはや忘れられない存在だ。

最後にプロジェクトに関わった全ての人に感謝いたします。

2006.8.31 Tako★MASARU

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Kisaragi Honey Project Crushed